世界大百科事典(旧版)内の黒島(沖縄)の言及
【八重山地震津波】より
… 津波は石垣島の東岸と南岸で最も激甚をきわめ,宮良(みやら)台地85.4mの高所にまで達し,島の中央部を東から西に横断して名蔵湾に注いだ。島を囲繞するサンゴ礁は防波堤的役割を果たし,波の進行にさまざまな変化を与えたと考えられ,黒島,新城(あらぐすく)両島の惨状に比し,低平な竹富島(いずれも現,八重山郡竹富町)が人的・物的被害を免れるという奇跡的現象を生んだのは,このためであると推測される。またこの津波は,巨大なサンゴ礁岩やシャコガイをおびただしく島々に運び上げており,今に遺存している。…
※「黒島(沖縄)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」