黒島教会(読み)クロシマキョウカイ

デジタル大辞泉 「黒島教会」の意味・読み・例文・類語

くろしま‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【黒島教会】

黒島天主堂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「黒島教会」の解説

黒島教会
くろしまきようかい

[現在地名]佐世保市黒島町

カトリック教会。江戸時代からキリシタンが潜伏していた地域で、文化―文政(一八〇四―三〇)の頃に大村藩領外海そとめから移住したと推定されるほか、寛政年間(一七八九―一八〇一)大村領外海から五島に移住した潜伏キリシタンが、明治元年(一八六八)からの五島崩れとよばれるキリシタン迫害を避けるため移住してきたという。古里ふるさと日数ひかず根谷ねや名切なきり田代たしろわらびの集落は潜伏キリシタンが開いたとされる。元治二年(一八六五)大浦おおうら天主堂(現長崎市)でのいわゆる信徒発見のあと、当地の潜伏キリシタンは惣代二〇名を長崎に派遣、プチジャン神父に会い、水方の出口大吉らの活動により教会復帰を遂げている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android