黒表紙(読み)クロビョウシ

デジタル大辞泉 「黒表紙」の意味・読み・例文・類語

くろ‐びょうし〔‐ベウシ〕【黒表紙】

表紙を黒い布紙で装丁した本。
《黒い表紙のものが多かったところから》役者評判記のこと。
黒本くろほん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黒表紙」の意味・読み・例文・類語

くろ‐びょうし ‥ベウシ【黒表紙】

〘名〙
① 黒い色の表紙。また、それで装丁した本。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「書架四壁、一縦一横、之を掩ふに玻璃戸を以てす。朱皮屏立(〈注〉あかびょうし)〈略〉烏装櫛比(〈注〉クロビョウシ)、表題皆金字を鏤め」
② (黒い表紙のものが多かったところから) 役者評判記のこと。
※雑俳・歌羅衣(1834‐44)初「待かねて見る芸評の黒表紙」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android