デジタル大辞泉
「黒谷上人語灯録」の意味・読み・例文・類語
くろだにしょうにんごとうろく〔くろだにシヤウニンゴトウロク〕【黒谷上人語灯録】
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黒谷上人語灯録 (くろだにしょうにんごとうろく)
道光(望西楼了慧)編。1274年(文永11)11月から翌年1月の間に成立。浄土宗の宗祖法然房源空の遺文,消息,法語などを集成したもの。全18巻からなる。漢文体と和文体のものに分かれ,1巻から10巻までは漢語,11巻から15巻までは和語,別に拾遺3巻があり,上巻に漢語,中下巻に和語が収録されている。法然滅後60余年の時期において,法然の遺文などの定本をつくり,教義,信仰上の準拠たらしめんとしたものである。
執筆者:伊藤 唯真
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報