黒麹菌(読み)クロコウジキン

デジタル大辞泉 「黒麹菌」の意味・読み・例文・類語

くろ‐こうじきん〔‐かうじキン〕【黒×麹菌】

黒褐色胞子をつくる麹菌総称。沖縄・鹿児島伊豆諸島などで泡盛芋焼酎などの製造に用いられる。→白麹菌黄麹菌
[補説]発酵過程で大量のクエン酸を生成し、これが雑菌増殖を抑えるため、暖地での醸造に適する。古くから沖縄で泡盛の醸造に用いられ、明治末期から焼酎に利用されるようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android