鼈甲蜂（読み）ベッコウバチ

デジタル大辞泉

べっこう‐ばち〔ベツカフ‐〕【^×鼈甲蜂】

１ 膜翅まくし目ベッコウバチ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は黒色で頭と胸に黄褐色の紋があり、翅は黄褐色。雌はコガネグモなどを狩る。
２ 膜翅目ベッコウバチ科の昆虫の総称。体は黒色に赤褐色や黄色の斑紋がある。クモ類を狩り、巣に運び入れて卵を産み付け、幼虫の餌とする。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

べっこう‐ばち ベッカフ‥【鼈甲蜂】

〘名〙

① ハチ（膜翅）目ベッコウバチ科の昆虫の総称。小形から大形まであり、体は細長い。クモを食用とする。日本には約一〇〇種が分布。《季・春》

② ハチ（膜翅）目ベッコウバチ科の昆虫。体長一五～二七ミリメートル。体は黒色で、頭や胸背は黄褐色。本州以南、中国、台湾、インドに分布。〔日本昆虫学（1898）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

鼈甲蜂 (ベッコウバチ)

学名：Cyphononyx dorsalis
動物。ベッコウバチ科のハチ

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」