鼓腹撃壌(読み)コフクゲキジョウ

デジタル大辞泉 「鼓腹撃壌」の意味・読み・例文・類語

こふく‐げきじょう〔‐ゲキジヤウ〕【鼓腹撃壌】

[名](スル)中国ぎょう時代に、一老人が腹鼓はらつづみを打ち、大地を踏み鳴らし、太平の世への満足の気持ちを歌ったという「十八史略」などにみえる故事から》世の中の太平を楽しむこと。

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精選版 日本国語大辞典 「鼓腹撃壌」の意味・読み・例文・類語

こふく‐げきじょう ‥ゲキジャウ【鼓腹撃壌】

〘名〙 (中国、堯帝の時、一老人が腹鼓(はらつづみ)うち、大地をたたいて歌い、堯の徳をたたえたという「帝王世紀」などにみえる故事から) 政治がゆきとどき、人々が太平を楽しむさま。
経国集(827)二〇「鼓腹撃壌之民、舞於紫陌」 〔十八史略‐五帝・帝堯陶唐氏〕

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四字熟語を知る辞典 「鼓腹撃壌」の解説

鼓腹撃壌

十分に食べてはらつづみを打ち、満足して大地をたたいて歌いよろこぶこと。よい政治がゆきとどき、人々が太平を楽しむ様子

[活用] ―する。

[使用例] 鼓腹撃壌といった風な盛んな生活の歓びを示現しているのである[石坂洋次郎*若い人|1933~37]

[解説] 中国、堯帝の時、一老人が腹鼓をうち、大地をたたいて歌い、堯の徳をたたえたという「帝王世紀」などにみえる故事による語。

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