鼬の目陰(読み)イタチノマカゲ

デジタル大辞泉 「鼬の目陰」の意味・読み・例文・類語

いたち目陰まかげ

イタチが人を見るときに前足を目の上にかざすという俗信から》疑わしげに人を見るようす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼬の目陰」の意味・読み・例文・類語

いたち【鼬】 の 目陰(まかげ)

(「目陰(まかげ)」は手を目の上にさしかざして遠方を見ること。鼬が人を見る時にそうするという俗信から) 疑わしげに人を見る様子
河海抄(1362頃)一九「いたちのまかげと云ふ事歟。たとへばおぼつかなき心にや」
[補注]右の例は、「源氏物語東屋」の「いたちの侍らむやうなる心地のし侍れば、よからぬものどもに」についての注解である。

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