(■1)延性排尿(読み)ぜんえんせいはいにょう

世界大百科事典(旧版)内の(■1)延性排尿の言及

【尿】より

…仙髄の排尿反射中枢より上位の中枢神経障害では,膀胱に尿が充満したとき下肢が痙攣(けいれん)する痙攣性膀胱,不規則な間隔で不随意に排尿が起こる無抑制膀胱が,これより下位の反射路の障害では,尿が膀胱に充満し少しずつあふれ出る弛緩性膀胱が生じ,尿失禁,尿閉などの排尿障害が起こる。そのほか,膀胱,尿道および前立腺の疾患で,尿路の狭窄,閉塞をきたすことがあり,この場合にも,排尿し終わるのに長い時間がかかる遷延性排尿や尿意をもよおしてもなかなか尿のでない延性(ぜんえんせい)排尿,尿線細小がみられる。【小磯 謙吉】
【文化史】
 尿が人体の健康に関する多数の情報を提供することについては,ヒッポクラテスの時代から固く信じられていた。…

※「(■1)延性排尿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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