(■1)首(読み)あいくち

世界大百科事典(旧版)内の(■1)首の言及

【刀剣】より

…銅剣のもっとも早い出土例は,長安の張家坡の西周墓からのものである。全長約27cm,柳葉の形をもち首(ひしゆ)に近い。北京,陝西省宝鶏からも同様な柳葉形の西周期の青銅剣が出土している。…

【武器】より

…青銅製の刀が短いものであったから,おそらく青銅の剣の方が実用的であって,戦闘中や何らかの形態で小人数の相手と立ち向かうとき,相手に対して,ただ突き進めるだけで目的が達成できる,つまり小さな動作で早い速度が得られるということは,実戦的な攻撃の効果を挙げることが容易であったといえる。この剣の性質をもたせて,より小型化したものが首(ひしゆ)すなわち〈あいくち〉で,隠し持つことができるので暗殺などの目的にかなっていた(刀剣)。 殳(しゆ)は木製の棍棒で,竹を割ってそれを麻布でつつみ,さらに糸を巻いた上に漆を塗ったものが多かった。…

【刀剣】より

…銅剣のもっとも早い出土例は,長安の張家坡の西周墓からのものである。全長約27cm,柳葉の形をもち首(ひしゆ)に近い。北京,陝西省宝鶏からも同様な柳葉形の西周期の青銅剣が出土している。…

【武器】より

…青銅製の刀が短いものであったから,おそらく青銅の剣の方が実用的であって,戦闘中や何らかの形態で小人数の相手と立ち向かうとき,相手に対して,ただ突き進めるだけで目的が達成できる,つまり小さな動作で早い速度が得られるということは,実戦的な攻撃の効果を挙げることが容易であったといえる。この剣の性質をもたせて,より小型化したものが首(ひしゆ)すなわち〈あいくち〉で,隠し持つことができるので暗殺などの目的にかなっていた(刀剣)。 殳(しゆ)は木製の棍棒で,竹を割ってそれを麻布でつつみ,さらに糸を巻いた上に漆を塗ったものが多かった。…

※「(■1)首」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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