α2-マクログロブリン(読み)アルファニマクログロブリン

化学辞典 第2版 「α2-マクログロブリン」の解説

α2-マクログロブリン
アルファニマクログロブリン
α2-macroglobulin

血液中に存在するプロテアーゼ捕獲巨大分子プロテアーゼによって分子の一部が切断されると構造が大きく変化し,中空部にプロテアーゼを閉じ込め,隔離することにより生体を守る.分子式ネズミ捕り器にたとえられる.古典的な電気泳動による分離法では,α2 グロブリン画分に含まれる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android