ビースク(英語表記)Biysk

デジタル大辞泉 「ビースク」の意味・読み・例文・類語

ビースク(Biysk/Бийск)

ロシア連邦西部、アルタイ地方都市アルタイ山脈の麓、カトゥニ川とビーヤ川の合流点近くに位置し、河港を有す。18世紀初頭、ピョートル1世要塞を築いたことに起源し、交易要地として栄えた。アルタイ鉄道、およびアルタイ共和国を経てモンゴル国境にいたる道路基点として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビースク」の意味・わかりやすい解説

ビースク
びーすく
Бийск/Biysk

ロシア連邦中部、アルタイ地方の都市。カトゥニ川との合流点に近いビーヤ川河畔に位置する河港都市。人口22万5700(1999)。アルタイ鉄道の終点で、モンゴル国の国境に至る自動車道の起点機械製造(ボイラー、食料品工業用)、食料品(肉、乳製品、砂糖)、化学塗料縫製履き物木工亜麻(あま)加工などの工業がある。1709年に要塞(ようさい)として建設され、82年に市となった。

[三上正利]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビースク」の意味・わかりやすい解説

ビースク
Biysk

ロシア中部,西シベリア南部,アルタイ地方の都市。バルナウル南東約 130kmにあり,オビ川源流ビーヤ川の最下流部にのぞむ。 1709年要塞が築かれたことに始り,82年市となった。機械,製糖,木材加工などの工業が発達している。交通の要地で,ノボシビルスクから延びる鉄道の終点であり,またアルタイ山地を通ってモンゴルへ通じるハイウェーの起点である。教育大学,郷土博物館がある。人口 21万55(2010)。

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