オレホボズエボ(英語表記)Orekhovo-Zuevo/Орехово-Зуево

デジタル大辞泉 「オレホボズエボ」の意味・読み・例文・類語

オレホボ‐ズエボ(Orekhovo-Zuevo/Орехово-Зуево)

ロシア連邦西部モスクワ州都市。首都モスクワの東約90キロメートル、オカ川の支流クリャジマ川沿いに位置する。18世紀末に絹織物工場が建設され、19世紀から20世紀にかけて繊維工業が発展した。

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改訂新版 世界大百科事典 「オレホボズエボ」の意味・わかりやすい解説

オレホボ・ズエボ
Orekhovo-Zuevo

ロシア連邦,ヨーロッパ・ロシアの西部,モスクワ州の都市。人口12万2226(2004)。モスクワの東方約90km,クリャジマ川にのぞむ綿工業最古の中心地の一つ。18世紀末にロシア最大級の綿工業資本モロゾフ家が工場を開設した。19世紀中ごろ,ズエボ,ニコリスコエ,オレホボ,ドゥブロフカの各村の綿工場が有機的に結合し,1917年には現名を採用した。1885年のモロゾフ工場ストライキ等労働運動が盛んな土地であった。近郊に泥炭産地がある。
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