《この三人》(読み)このさんにん

世界大百科事典(旧版)内の《この三人》の言及

【ワイラー】より

…パリで母の遠縁に当たるハリウッドの大立物(ユニバーサルの設立者)カール・レムリに会い,ユニバーサルの宣伝部をへて,1925年に23歳で監督となり,40本あまりの〈2巻もの〉の西部劇をつくった。 36年,サミュエル・ゴールドウィンと契約し,女流劇作家リリアン・ヘルマンの処女作《子供の時間》の映画化《この三人》(1936。なお,この作品は1961年にも再度映画化され,日本では《噂の二人》の題で封切られた)をはじめとして,シンクレア・ルイスのベストセラー小説の映画化《孔雀夫人》(1936),シドニー・キングズリーのヒット舞台劇の映画化《デッド・エンド》(1937),エミリー・ブロンテの小説の映画化《嵐が丘》(1939),サマセット・モームの小説(《手紙》)の映画化《月光の女》(1940),さらにリリアン・ヘルマンの舞台劇(《小狐たち》)の映画化《偽りの花園》(1941)等々の文芸映画や,西部劇の秀作《西部の男》(1940)など,多彩な分野で数多くの話題作をつくった。…

※「《この三人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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