《まさりぐさ》(読み)まさりぐさ

世界大百科事典(旧版)内の《まさりぐさ》の言及

【藤本箕山】より

…箕山のほかに素仙,琢斎,幻々斎,如幻斎,呑舟軒,了因とも号した。はやく1656年(明暦2)に大坂の遊廓新町の評判記《まさりぐさ》を刊行したが,その後全国的規模の色道百科全書の編述を志し,多年研鑽の成果として,78年(延宝6)近世色道学のバイブルとも称されている奇書《色道大鏡》を述作した。俳諧をたしなみ,古筆目利(鑑定家)としても名高い。…

【遊女評判記】より

…《桃源集》の翌年には島原の《ね物がたり》が出版されている。新町の評判記の最初の作品は55年(明暦1)序,56年刊の藤本箕山著《まさりぐさ》である。吉原の評判記の最初の作品といいうるものは1660年(万治3)刊の《高屛風くだ物がたり》である。…

※「《まさりぐさ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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