《アクバル・ナーマ》(読み)あくばるなーま

世界大百科事典(旧版)内の《アクバル・ナーマ》の言及

【アクバル会典】より

…ムガル帝国,アクバル時代の法令集等をまとめたもの。もともとは,《アクバル・ナーマAkbar‐Nāmah(アクバル一代記)》の第3巻目としてまとめられた。編著者は,《アクバル・ナーマ》と同じアブール・ファズルであるが,内容はアクバル時代の宮廷の儀式,ムガル中央政府の官僚制度・軍事・税制等多岐にわたる。…

【アブール・ファズル】より

…代々学者の家系のシャイフ,ムバーラクの子として生まれ,父,兄とともにアクバルに仕え,アクバル支配を支えるイデオローグとして活躍。歴史書《アクバル・ナーマ(アクバル一代記)》を執筆したが,この歴史書のスタイルは,のちのムガル皇帝の一代記の基本的な形となった。彼は皇子サリーム(のちの皇帝ジャハーンギール)に憎まれ,デカン遠征からの帰還途中で暗殺された。…

※「《アクバル・ナーマ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android