《イサクの犠牲》(ギベルティ)(読み)いさくのぎせい

世界大百科事典(旧版)内の《イサクの犠牲》(ギベルティ)の言及

【ギベルティ】より

…彫刻家としての最初の確実な足跡は,毛織物組合の後援により1401‐02年に行われたフィレンツェ洗礼堂第二門扉(現,北門扉)の制作者を決めるコンクールに,ブルネレスキやクエルチアらと参加したことである。最終的に彼が選ばれることになり,その際の試作品浮彫《イサクの犠牲》(ブロンズ)は,彫刻的というよりも絵画的効果に主眼が置かれ,ゴシックの線的リズムが構図を支配し,細部には金工家特有のきめ細かい仕上げが施されている。この洗礼堂第二門扉は,チュッファーニCiuffagni,ドナテロ,ウッチェロ,ミケロッツォたちの手を借り,約20年の歳月を費やして完成された。…

※「《イサクの犠牲》(ギベルティ)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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