《イタリアのハロルド》(読み)いたりあのはろるど

世界大百科事典(旧版)内の《イタリアのハロルド》の言及

【ベルリオーズ】より

…イタリア留学(1831‐32)から戻ると,彼はイギリス人の女優ハリエット・スミッソン(ベルリオーズがシェークスピア劇と出会ったときオフィーリアを演じていた)と結婚し,ひとり息子ルイが誕生した。34年のビオラ独奏付交響曲《イタリアのハロルド》は成功したが,彼の生活を支えたのは1830年以来始めた《デバ》紙などにおける批評活動で,彼は音楽批評においても第一級の仕事を残した。生活の困窮や彼のしんらつな批評に対する反感,大多数の公衆の無理解など,彼を取り巻く状況は厳しかった。…

※「《イタリアのハロルド》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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