《イタリア文学史》(読み)いたりあぶんがくし

世界大百科事典(旧版)内の《イタリア文学史》の言及

【デ・サンクティス】より

…56年,スイスのチューリヒ工科大学の教授に就任し,イタリア文学を講じた。60年,ガリバルディによる南イタリア解放が進むなか,勇躍ナポリへ帰って政治活動に没頭し,翌年,統一イタリアの国会議員に選出され,文部大臣に就任するなど,政治改革への情熱を終生燃やしつづける一方で,65年から旺盛な批評活動を再開し,66年に《批評論集》,69年に《ペトラルカ論》,70‐71年には主著《イタリア文学史》2巻を刊行。71年からは《文学史》を補完する19世紀イタリア文学をナポリ大学で講じ,晩年は当時まだ新しい自然主義文学の研究にも意欲的に取り組んだ。…

【フローラ】より

…1952年からボローニャ大学文学部教授。《20世紀の文化》(1934),《エルメティズモの詩》(1936),《現代詩学論考》(1949)などが主著であるが,《イタリア文学史》(全5巻。初版1940,増補改訂版1962)こそは彼の評論活動の集大成であり,F.デ・サンクティスに次ぐイタリア文学史の古典ともいうべき大著である。…

※「《イタリア文学史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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