《エアリアル》(読み)えありある

世界大百科事典(旧版)内の《エアリアル》の言及

【プラス】より

…1956年,イギリスの詩人テッド・ヒューズと結婚したが,晩年は2人の間がうまくいかず,彼女は2人の子どもを養いながら詩作に没頭し,63年の寒い冬にロンドンで自殺した。詩集として最も優れた《エアリアル》は死後に刊行された(1965)が,そこには一人の女であり母親である詩人の苦悩と死への衝動が,例えばナチス・ドイツの残虐行為といった現代の破壊的要素と結びつけられていて,単純かつ呪術的な韻律によって,戦慄的な詩風をつくり出している。〈ダディ〉などの詩編は,英米の英文科の学生がそらんじていたといわれる。…

※「《エアリアル》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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