《カスティリャの野》(読み)かすてぃりゃのの

世界大百科事典(旧版)内の《カスティリャの野》の言及

【マチャード】より

…時間に関する彼の考え方は,1910年にパリでベルグソンの講義を聴いたことにより,いっそう明確となる。代表作《カスティリャの野》(1912)では,視線を魂の内側から風景,人間,歴史へと転じ,とりわけカスティリャの外的風景を通じて,〈98年世代〉の特徴,没落したスペインの現実の考察を行う。17年の増補版では,妻の死をテーマとする作品や祖国再生のテーマを簡素で力強い民衆詩ロマンセの形式を用いてうたう《アルバル・ゴンザレスの地》が加えられる。…

※「《カスティリャの野》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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