《カリガリからヒットラーまで》(読み)かりがりからひっとらーまで

世界大百科事典(旧版)内の《カリガリからヒットラーまで》の言及

【クラカウアー】より

…1920年代ドイツにおいて文明批評を開拓したユダヤ系ドイツ人で,ジャーナリスト,社会学者。《フランクフルト新聞》の学芸欄記者として,アドルノ,ベンヤミンらと近い関係にあり,近代西欧市民文化崩壊と現代大衆文化社会の成立という新しい歴史的現象の分析に先駆的役割を果たした。《学問としての社会学》(1922)においてはその理論的考察を行い,新聞ルポ《サラリーマン》(1930)では大都市のホワイトカラーの実態に焦点を当て,小説《ギンスター》(1928)で当時の青年心理を描くなど,社会の伝記という手法による文明批評の道を開いた。…

※「《カリガリからヒットラーまで》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android