世界大百科事典(旧版)内の《キリスト教農耕詩》の言及
【ジャム】より
…《桜草の喪》(1901)につづく《空の森の空地》(1906)では,友人クローデルの導きで得た信仰の光をうたうとともに,詩形の上でも伝統的定型詩に立ち戻った。ほかに素朴な農民生活の賛歌《キリスト教農耕詩》(1912)などの詩集,繊細な感情を描いた小説《クララ・デレブーズ》(1899),《アルマイード・デートルモン》(1901)などの作品がある。パリ文壇と一線を画した彼の反骨は,第1次大戦前の前衛芸術にかなりの影響を及ぼしたが,後には保守派の論客として現代詩には厳しい態度をとった。…
※「《キリスト教農耕詩》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」