《ジュネーブ住人の手紙》(読み)じゅねーぶじゅうにんのてがみ

世界大百科事典(旧版)内の《ジュネーブ住人の手紙》の言及

【サン・シモン】より

…フランスの自由主義的名門貴族の長男に生まれ,軍職についてアメリカ独立戦争に参加して功を立て,フランス革命中には国有地売買で巨万の富を築いたが投獄され,危うくギロチンを免れる。テルミドール反動後の総裁政期に文筆の道に入り,《ジュネーブ住人の手紙Lettres d’un habitant de Genève à ses contemporains》(1802)から《人間科学覚書Mémoire sur la science de l’homme》(1813)にかけて実証主義を唱え,社会の科学的研究としての〈社会生理学〉の樹立を企てた。王政復古になると現実的・実践的問題に没頭し,《ヨーロッパ社会再組織論Réorganisation de la société européenne》(1814)で今日的な国際連合の設立を説いた。…

※「《ジュネーブ住人の手紙》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android