《スパーケンブルック卿》(読み)すぱーけんぶるっくきょう

世界大百科事典(旧版)内の《スパーケンブルック卿》の言及

【モーガン】より

…若い海軍士官の行動の率直な描写が目だつ《士官次室》(1919)にもこの戦争の捕虜経験が描かれるが,小説《泉》(1932)は大陸で戦うイギリス兵士の内面的苦悩を描いた傑作である。また次作《スパーケンブルック卿》(1936)はイタリアとイギリスの田園を背景にした恋物語であるが,これらは繊細で凝った文体で書かれ,とくにフランスで評判が高かった。その後第2次大戦にも参加したが,人生や文学について思索をめぐらした《鏡に映る影》2巻(1944‐46)は戦争中《タイムズ文芸付録》に寄稿したエッセー集である。…

※「《スパーケンブルック卿》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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