《ダニエル古注》(読み)だにえるこちゅう

世界大百科事典(旧版)内の《ダニエル古注》の言及

【セルウィウス】より

…主著のウェルギリウス注釈書は今日のウェルギリウス研究にも欠くことができない。これには短いものと,ドナトゥスの注釈を部分的に含んでいるとみられる長いものとの2種類があり,後者は発見者P.ダニエルの名前をとって《ダニエル古注》または《増補版セルウィウス》(1600)と呼ばれる。文法,修辞,文体論が注釈のおもな内容をなしているが,先行する他のウェルギリウス批評家に対しては,常にウェルギリウスを弁護する立場を貫いており,彼の詩才を高く評価している。…

※「《ダニエル古注》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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