《テュアナのアポロニオス伝》(読み)てゅあなのあぽろにおすでん

世界大百科事典(旧版)内の《テュアナのアポロニオス伝》の言及

【フィロストラトス】より

…そのうち最も重要な人物は170年ころ生まれ3世紀の半ばに世を去ったフィロストラトスである。新ソフィストとしてアテナイで教えていたが,ローマに渡って皇帝の后ユリア・ドムナを保護者とする思想家たちのサークルに加わり,彼女の勧めで《テュアナのアポロニオス伝》を書いた。これは1世紀初頭に小アジアに生まれた新ピタゴラス派の哲人の伝記で,全8巻から成り,資料的には正確ではないが,インドを含む広い領域を放浪しながら教えを説いた苦行者的生活を描いていて興味ぶかい。…

※「《テュアナのアポロニオス伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android