《テンペスト》(読み)てんぺすと

世界大百科事典(旧版)内の《テンペスト》の言及

【ディー】より

…イギリスにユークリッドの幾何学とウィトルウィウスの建築学を導入し,旧来の魔術を科学の域に高めようとしたが,一般には黒魔術師との誤解を受けた。シェークスピアの戯曲《テンペスト》の主人公プロスペローは,彼をモデルにしたものと考えられている。ケンブリッジのセント・ジョンズ・カレッジに学び,若くしてオランダやフランスに遊学,ギリシア語にたんのうなことからギリシアの数学と哲学の研究に専心したが,同時にフィチーノやピコ・デラ・ミランドラらのイタリア神秘哲学に傾倒,イギリスにおける最初で最大のヘルメス主義者となった。…

※「《テンペスト》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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