《ドリアン・グレーの肖像画》(読み)どりあんぐれーのしょうぞうが

世界大百科事典(旧版)内の《ドリアン・グレーの肖像画》の言及

【ワイルド】より

…詩は若いころ才気あふれる作品を発表したが,1898年発表の《レディング監獄の歌》は彼の最後の芸術的創作であり,心境の変化を物語っている。小説では《ドリアン・グレーの肖像画》(1891)が道徳に煩わされぬ芸術観を宣言しているが,《幸福な王子》(1888)などの童話も無視できない。批評論集《意向集》(1891)は,逆説やレトリックに満ちあふれ機知豊かな文体で有名となったが,批評を一つの芸術活動として認めている点で,近代批評の出発点とみることもできる。…

※「《ドリアン・グレーの肖像画》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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