《ドン・フアン・テノーリオ》(読み)どんふあんてのーりお

世界大百科事典内の《ドン・フアン・テノーリオ》の言及

【スペイン文学】より

…演劇では1835年に上演されたリーバス公爵の《ドン・アルバロ》が,ビクトル・ユゴーの《エルナニ》のスペイン版ともいうべき,ロマン主義の勝利を決定づける作品であった。また,詩と演劇の両方においてロマン主義の寵児であったJ.ソリーリャの《ドン・フアン・テノーリオ》は,今日でも絶えず上演されているドン・フアン劇の名作である。 19世紀後半のリアリズムの時代になると,主として社会的テーマを身近なもの,地方的なものに即して描く,風俗描写的な〈郷土小説〉が数々の佳作を生むことになる。…

【ソリーリャ】より

…民間伝承や歴史に題材を求めた。彼の作品中最も有名なのが《ドン・フアン・テノーリオDon Juan Tenorio》(1844)である。これは,ティルソ・デ・モリーナの《セビリャの色事師と石の招客》や,アントニオ・デ・サモラの《満期にならぬ期限はなし》などを基にしたドン・フアンものであるが,ティルソの作品との最大の違いは,ドン・フアンが煉獄に落ちず,ドニャ・イネスによって救われることである。…

※「《ドン・フアン・テノーリオ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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