《ノンセンスの絵本》(読み)のんせんすのえほん

世界大百科事典(旧版)内の《ノンセンスの絵本》の言及

【リア】より

…持病の癲癇(てんかん)と喘息に悩まされながら,地中海地方からインドにまで旅をつづけ,精力的に風景画や紀行文をものし,イタリアで独身の生涯を終えた。本業の絵画よりも,《ノンセンスの絵本》(1846年にデリー・ダウン・デリーDerry down Derryの匿名で発表)から《滑稽抒情詩集》(1877)に至る4冊のノンセンス詩画集によって有名となり,とくにリメリックlimerickと呼ばれる5行の戯詩形式は,彼のおかげで英語文化圏に広く浸透した。ほかに《ふくろうと子猫》《ヨンギ・ボンギ・ボー》《ノンセンス植物図鑑》,ノンセンス童話などは,〈マザーグース〉やL.キャロルの諸作とともにイギリス的ユーモアの大きな栄養源をなしている。…

※「《ノンセンスの絵本》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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