《バビット》(読み)ばびっと

世界大百科事典(旧版)内の《バビット》の言及

【ルイス】より

…そしてベストセラー作家というレッテルが彼に劣等感を与えた。《本町通り》では理想家肌の若妻により中西部田舎町の因襲が批判され,《バビット》(1922)では,中西部の商業都市ジーニスに住む俗物実業家が因襲にささやかな反抗を試みるが,結局服従する姿を戯画として描いた。研究所の資本主義体制と闘う良心的で研究熱心な科学者を描いた《アロースミス》(1925)は,ある科学者との共同調査に基づいた作品で,少なくとも主人公は戯画の対象にされていない。…

※「《バビット》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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