世界大百科事典(旧版)内の《フランソア・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化》の言及
【バフチン】より
…30年代以降は,その〈対話論〉に,これまた独自のカーニバル論,〈民衆の笑い〉論を組み合わせて,〈小説の言葉〉論や歴史詩学にとりくんだ。その代表作が40年に完成し,65年にようやく公刊された《フランソア・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化》である。近代の文学意識の狭隘(きようあい)化を鋭くついた同書をはじめ,バフチンの仕事のほとんどは,当時発表の機会に恵まれないままにあった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」