世界大百科事典(旧版)内の《マカーマート》の言及
【イスラム美術】より
…メソポタミア出身のジャザリーが,水時計などの自動装置について著した《機械じかけの知識》の挿絵(1206。トプカプ宮殿博物館),ギリシアの医師ディオスコリデスの《薬物誌》のトプカプ宮殿本(1229),ガレノスの模本《解毒薬テリアカの書》のパリ・ビブリオテーク・ナシヨナル本(1199)およびウィーン国立図書館本(13世紀),動物寓話《カリーラとディムナ》のパリ・ビブリオテーク・ナシヨナル本(13世紀初期),アブル・ファラジュの大著《歌謡の書》のイスタンブール・ミッレト図書館本(1219ころ),ハリーリーの冒険旅行譚《マカーマート》のシェフェール本(1237。パリ・ビブリオテーク・ナシヨナル)などが,代表的な作品である。…
【ハリーリー】より
…アラビア語学者,《マカーマート》の作者。バスラ近郊マシャーンに生まれ,父が絹商人であったところからハリーリー(絹屋)と呼ばれた。…
※「《マカーマート》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」