《マクティーグ》(読み)まくてぃーぐ

世界大百科事典(旧版)内の《マクティーグ》の言及

【ノリス】より

…サンフランシスコで記者となり,週刊誌《ウェーブ》で精力的に活躍したが,1898年海洋冒険小説《レディ・レッティ号のモラン》で注目され,ニューヨークに移った。ついで発表した《マクティーグ》(1899)では,遺伝と環境の力によって破滅する人間の姿を描き,自然主義文学の旗手となった。その作風にはゾラの写実的手法と,カリフォルニアの自然を背景にしたロマンス的要素も含まれ,〈小麦三部作〉の《オクトパス》(1901),《穀物取引所》(1903)でいっそう顕著になるが,第3部《狼》は未完に終わった。…

※「《マクティーグ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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