《ミニョン》(読み)みにょん

世界大百科事典(旧版)内の《ミニョン》の言及

【ゲーテ】より

…明治時代前半のゲーテ受容の特徴は,作品の知識および評価がおおむねイギリス経由であったことで,特にカーライルのゲーテ論は,当時の日本人に強い影響を与えた。ゲーテの直接的受容は,1889年に《国民之友》に発表された森鷗外訳《ミニョン》をもって始まり,作家としては鷗外のほか高山樗牛,北村透谷,国木田独歩,島崎藤村,倉田百三,芥川竜之介,思想家としては内村鑑三,阿部次郎,西田幾多郎,亀井勝一郎など,おもにヒューマニズムの側面から深甚な影響を与えた。【木村 直司】。…

【トーマ】より

…帰国後舞台作品を次々に発表。とりわけゲーテの《ウィルヘルム・マイスター》による《ミニョン》(1866)は,《君よ知るや南の国》などの名曲を含み,オペラ・コミック座で彼の在世中1000回以上の公演を記録する大成功を収めた。ほかにオペラ《レーモン》(1851),《ハムレット》(1868)などがある。…

※「《ミニョン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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