世界大百科事典(旧版)内の《モリエール》の言及
【太陽劇団】より
…75年には現代の移民労働者と資本家の対立を,アルレッキーノを主人公とするコメディア・デラルテの即興性を生かした集団創作によるパロディ劇《黄金時代L’âge d’or》に仕立てあげ,すり鉢形に傾斜した客席が舞台を囲む特殊な空間構造が再び評判となった。76年には初めて4時間に及ぶ大作映画《モリエール》を製作,その後劇団の運営方法をめぐって創立メンバーが脱退したりしたが,81年には東洋演劇の手法をとり入れたシェークスピアの《リチャード2世》《十二夜》《ヘンリー4世》を連続上演,以後も再び活発な活動を続けている。【利光 哲夫】。…
※「《モリエール》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」