世界大百科事典(旧版)内の《ローマ史》の言及
【アッピアノス】より
…ローマ市民権を得てローマに移住,法律家として活躍し,皇帝の役人となる。老年になってローマの対外征服を取り扱った歴史書《ローマ史》24巻をギリシア語で著した。各巻は民族別の記述で構成され,一部が現在まで伝わっている。…
【カッシウス・ディオ】より
…彼の執筆活動はギリシア語でなされ,セプティミウス・セウェルス帝治世に同帝の夢と前兆を扱った作品に始まった。その後,193年の内乱を扱った作品を執筆中に計画を拡大して建国から229年までを対象とする《ローマ史》の著述に心血を注いだ。全80巻のうち大部分が現存する第36~60巻は,前68年から後47年までのできごとを叙述している。…
【リウィウス】より
…北イタリアのパタウィウム(現,パドバ)出身。《ローマ史》《ローマ建国史》などとも訳される《建国以来の書Ab urbe condita libri》の著者として知られる。ほかにも著作があるが散逸した。…
※「《ローマ史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」