《万暦会典》(読み)ばんれきかいてん

世界大百科事典(旧版)内の《万暦会典》の言及

【会典】より

…そしてこの形式は,宋・元にもある程度うけつがれ,明・清にいたって〈会典〉となった。明代では《大明会典》(略称《正徳会典》,1509)とこれを増修した《重修大明会典》(俗称《万暦会典》,1587)がこれであり,清代では《康熙会典》(1690),《雍正会典》(1732),《乾隆会典》(1764),《嘉慶会典》(1812),《光緒会典》(1899)の5種の《大清会典》がある。なお,李氏朝鮮の《経国大典》(1471)やベトナムの《大南会典》などもこの形式によっている。…

【大明会典】より

…文武各役所の職掌について《諸司職掌》以下,《皇明祖訓》《御製大誥》《大明令》《大明集礼》《洪武礼制》《礼儀定式》《稽古定制》《孝慈録》《教民榜文》《大明律》《軍法定律》《憲綱》等の書を引用して詳述している。もう一つは《万暦会典》(228巻)と称する。これより前,嘉靖年間(1522‐66)に《続修大明会典》(53巻)が編纂されたが頒行されず,1576年(万暦4)にいたって張居正らが勅を奉じて続修に着手し,申時行らによって完成,頒布された。…

※「《万暦会典》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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