《三人の女》(読み)さんにんのおんな

世界大百科事典(旧版)内の《三人の女》の言及

【スタイン】より

…なかでも彼女の散文から最も多くを学んだのは,まだ若い無名作家だったヘミングウェーである。フローベールの《三つの物語》(1877)とセザンヌの婦人像の影響下に書いたという小説《三人の女》(1909)で,彼女は徹底的にアメリカ口語を用い,句読点の破格使用と単純な文章の重複からなる個性的な文体を確立した。以後それは《やさしいボタン》(1914),《アメリカ人の成立ち》(1925)などで,さらに破格の度合を高め,文学的抽象性の極限を追求した。…

※「《三人の女》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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