《中央アジアの草原にて》(読み)ちゅうおうあじあのそうげんにて

世界大百科事典(旧版)内の《中央アジアの草原にて》の言及

【ボロジン】より

…のちリムスキー・コルサコフグラズノフにより完成。初演1890),異国情緒にあふれた音画《中央アジアの草原にて》(1880)などの作品が有名。化学者としては,アルデヒドの研究や化学書の翻訳などを行い,またロシアで初めての女子医科コースの設立,教育に力を注いだ。…

【ロシア国民楽派】より

…オペラの分野ではムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》(1869)と《ホバンシチナ》(1880),A.P.ボロジンの《イーゴリ公》(1890初演),リムスキー・コルサコフの《雪娘》(1881)や《サトコ》(1896)などがあるが,大衆の場面に重要な意味を与えた点に独自な劇作法を指摘できる。 管弦楽の分野では絵画性と風俗描写などを特徴としてあげることができるが,ボロジン(二つの交響曲と交響詩《中央アジアの草原にて》(1880)など)とバラーキレフ(《三つのロシアの歌の主題による序曲》(1858),交響詩《タマーラ》(1882)と《ルーシ》(1887)など)はロシア管弦楽の確立者の一翼をになっているし,リムスキー・コルサコフ(《スペイン奇想曲》(1887),《シェエラザード》(1888)など)の色彩豊かな管弦楽法はロシア音楽の古典になった。室内楽ではわずかにボロジン(二つの弦楽四重奏曲)をあげることができるにすぎない。…

※「《中央アジアの草原にて》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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