《九連環》(読み)きゅうれんかん

世界大百科事典(旧版)内の《九連環》の言及

【明清楽】より

…〈温柔和暢〉の風格に異国情緒も伴って上流社会に入れられ明治中期まで流行し,箏曲に影響を与え邦楽も奏し替歌まで生まれた。《九連環》は最も有名で法界節の〈ほうかい〉や落語《らくだ》の〈かんかんのう〉もこれより出ている。中国音で歌うため詞に片仮名をつけ伴奏に工尺譜を用いる楽譜は独得で,中国近世音楽の貴重な資料でもある。…

※「《九連環》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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