《二つの孤独》(読み)ふたつのこどく

世界大百科事典(旧版)内の《二つの孤独》の言及

【マクレナン】より

…第1次大戦中のハリファクスの大爆発事件(1917)に取材した処女小説《気圧計上昇中》(1941)以来,カナダとは何か,という問題に一貫して取り組んできた。カナダにおけるイギリス系とフランス系の対立相克を《二つの孤独》(1945)で描き,このテーマを後年《スフィンクスの帰還》(1967)でさらに追求した。ほかに《断崖》(1949),《各人の息子》(1951),《夜の終りを告げる時計》(1959),《時の中のもろもろの声》(1980)などの小説や《スコッチ系人,くにへ帰る》(1960)などのエッセー集がある。…

※「《二つの孤独》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android