世界大百科事典(旧版)内の《人間の屑》の言及
【ケストラー】より
…1931年共産党に入党,スペイン内戦では《ニューズ・クロニクル》の特派員として活躍,フランコ側に捕らえられ,このときの経験から《スペインの遺書》(1937)が生まれた。第2次大戦中もフランスで捕らえられ悲惨な獄中生活を経験,これを描いたのが《人間の屑》(1941)である。一方,38年,スターリンによる政治的裁判が行われているころ離党し,この裁判の被告心理を描いた《真昼の暗黒》(1940)で政治小説家としての地位を確立。…
※「《人間の屑》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」