《光をかかぐる人々》(読み)ひかりをかかぐるひとびと

世界大百科事典(旧版)内の《光をかかぐる人々》の言及

【徳永直】より

…33年《創作方法上の新転換》で作家同盟の指導方針を批判し脱退。34年,転向文学《冬枯れ》を書き,また37年《太陽のない街》絶版声明を出すなど,時代の圧力に屈したが,《はたらく一家》(1938),《八年制》(1939),活字印刷の労苦の歴史を描いた《光をかかぐる人々》(1943)などで庶民の実態をリアルに描いた。敗戦後,新日本文学会創立に参加,日本共産党員作家として《妻よねむれ》(1948),《静かなる山々》(1952)などを発表。…

※「《光をかかぐる人々》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android