《兵法家伝書》(読み)へいほうかでんしょ

世界大百科事典(旧版)内の《兵法家伝書》の言及

【剣道】より

…剣術の理論化は,儒教,仏教,老荘などの思想の影響をうけながら,近世武芸伝書として書き著されるようになり,それらは今日まで伝えられている。代表的な伝書としては,沢庵の《不動智》,柳生宗矩の《兵法家伝書》,宮本武蔵の《五輪書》,佚斎樗山(いつさいちよざん)の《天狗芸術論》,古藤田俊定の《一刀斎先生剣法書》,小出切一雲の《剣法夕雲先生相伝》などがある。内容はすぐれたものが多く,現代剣道の考え方にも大きな影響を与えている。…

【柳生宗矩】より

…1636年(寛永13)宗矩は1万石(のち1万2500石)の大名に列せられた。兵法書として《兵法家伝書》3巻があり,近世剣術界に大きな影響を与えた。【中林 信二】。…

※「《兵法家伝書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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