《剣は裁く》(読み)けんはさばく

世界大百科事典(旧版)内の《剣は裁く》の言及

【伊藤大輔】より

…愛媛県宇和島生れ。監督第1作は現代劇《酒中日記》(1924)だが,同年に〈時代劇(時代劇映画)〉第1作《剣は裁く》を撮り,その詩的なリズムによるサイレント映画ならではの〈話術〉を生み出す。以後,山上伊太郎脚本,マキノ正博(雅弘)監督の《浪人街》三部作(1928)と並ぶ〈反逆の時代劇〉の代表作となった《忠次旅日記》三部作(1927),いわゆる〈傾向映画〉のはしりとして注目された《下郎》(1927),〈民衆の激怒〉を描いて〈時代物の前衛映画〉とも呼ばれた《斬人斬馬剣》(1929)等々,みずからの脚本による作品を続々と放った。…

※「《剣は裁く》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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