《千金方》(読み)せんきんぽう

世界大百科事典(旧版)内の《千金方》の言及

【孫思邈】より

…彼の医薬学は,中国古典医薬学の基盤の上に,梁の陶弘景以来の草木薬重視の方針を踏襲推進し,さらに道教的養生術や禁呪,西域系医薬学などを網羅総合したことに特徴がある。また,《千金方》はいち早く日本にも将来されて,丹波康頼の《医心方》などに多大な影響を与えた。なお,後世,孫思邈は民間において,〈薬上真人〉と尊崇され,薬王廟に医神としてまつられるとともに,道家においては,仙人としての伝承が数多く残されている。…

※「《千金方》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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