《南伝大蔵経》(読み)なんでんだいぞうきょう

世界大百科事典(旧版)内の《南伝大蔵経》の言及

【大蔵経】より

… これらは前2~前1世紀ころまでに徐々に形成されたもので,前1世紀ころにスリランカに伝えられたといわれ,以後,多くの蔵外の注釈書,綱要書,史書等が作られた。19世紀末ロンドンにパーリ聖典協会Pāli Text Societyが設立されて原典の校訂出版等がなされ,日本では若干の蔵外文献も含めて《南伝大蔵経》65巻(1935‐41)に完訳されている。
[チベット大蔵経]
 仏典のチベット語訳は,7世紀ソンツェン・ガンポ王の時代にトンミサンボータによって始められ,13世紀ころには大蔵経が木版で刊行された。…

※「《南伝大蔵経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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