《南国太平記》(読み)なんごくたいへいき

世界大百科事典(旧版)内の《南国太平記》の言及

【直木三十五】より

…31歳のおり三十一の筆名を用いて以後三十二,三十三と改め,三十五で定着した。はじめは文壇ゴシップなどを書いたが,敵討物に傾倒したのを手始めに時代小説を手がけ,《仇討浄瑠璃坂》(1929),《荒木又右衛門》(1930)などを発表,薩摩藩のお由羅騒動に材をとった《南国太平記》(1931)で不動の地位をかためた。そして時代小説の領域を広げ,リアルな表現で人気を博した。…

※「《南国太平記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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